桃花満開です(李白・春夜桃李園宴序、芭蕉・奥の細道序文)

近くの民家の庭に植えてある二種類の桃の花が満開です。

赤の花が観賞用の品種、白の花が実を収穫する品種のようです。

松尾芭蕉の「奥の細道」序文とその出典になった、李白の名文を思い出しました。

芭蕉の奥の細道序文
【原文】
月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。
舟の上に生涯をうかべ馬の口とらへて老を迎ふる者は、日々旅にして旅を栖とす。
古人も多く旅に死せるあり。

芭蕉奥の細道序文解説:
http://www2.yamanashi-ken.ac.jp/~itoyo/basho/okunohosomichi/okuno011.htm

李白の名文
「春夜桃李園に宴するの序」

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夫天地者萬物之逆旅  夫れ天地は萬物の逆旅にして
光陰者百代之過客    光陰は百代の過客なり
而浮生若夢      而して浮生は夢の若し
爲歡幾何       歡を爲すこと幾何(いくばく)ぞ
古人秉燭夜遊     古人燭を秉り夜遊ぶ
良有以也       良(まこと)に以(ゆえ)有る也
大塊假我以文章    大塊の我を假すに文章を以てするをや

そもそも天地は万物を迎え入れる旅館のようなもの、光陰は永遠の旅人のようなものだ、そして人生とは夢のようなもの、楽しさも長続きはしない

古人は夜も蝋燭をともして遊んだというが、それには理由があるのだ、いわんや陽春は美しい景色で私を招き、大地の恵みは私に文章の才を授けてくれたのだ

會桃李之芳園     桃李の芳園に會し
序天倫之樂事     天倫の樂事を序す

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春夜桃李園に宴するの序解説:
http://kanshi.roudokus.com/syunya-rihaku.html

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